命。

思い出は心という箱にしまっています。

異端児です。

今日は突然、心の箱を開きました。
それは本当に突然の出来事でした。

 

悲しくて悲しくて。
ただただ涙をこぼすばかり。
冷静にならなければいけないのに、まだまだ精神が弱いのか止めどなく流れる涙を堪えることは出来ませんでした。

4月2日11時。
俺は命の炎が消えかかるのを目の当たりにして、ただ、
「おばぁちゃん！！！」
としか言えないでいました。

生まれた時から家に帰れば必ずおばあちゃんがいました。
おばあちゃんの部屋に顔を見せれば笑顔で迎えてくれました。
カヌーの賞状を1番に見せるのもおばあちゃん。
雨の日にカヌーに行くと1番心配してくれるのもおばあちゃんでした。

でも今日からその部屋におばあちゃんの笑顔はありません。
今でも1人なると目頭が熱くなってしまいます。

心残りは最後に親父に会わせてあげられなかった事・・・。
俺が付き添っていましたが、
「彰則はまだか？」
ばっかり言ってました。
でも無常にも親父が駆けつけた時には意識がありませんでした。

最後の最後はやはり1番面倒を見てくれた自分の息子に、
「ありがとう。」
を言いたかったんだと思います。

去年はみんなで佐渡に旅行に行けました。
今思えば本当にいい思い出です。
おばあさんも辛かっただろうけど、喜んでくれたと思います。

そんな場を作ってくれた親父には本当に感謝しています。

ありがとう。

おばあちゃん、

これからも何事にも一生懸命頑張っていくから、見守っててください。
ありがとう。

そして、

さようなら。